>>>>>>LOVE and LOVE





「好きだよ。」

言われた瞬間、体が熱くなって。
思わず笑ってごまかした。

「ぼくも大好きですよ。」



「将。」

それは、いつも通りの夕暮れの出来事。
連絡を取り合うようになっていた2人は、いつも通りに電話を掛け、いつも通りにどちらともなく会う約束をした。

ただ一つ違かったのは、翼の意気込みだけ。

「はい。」

そして、今は散々遊んた疲れを癒すために、ファーストフードで軽いものを腹に溜めている最中なのだけれど。
翼にまじめな顔で呼び掛けられて、将も思わずまじめな顔で返事をしてしまう。
だけど、翼の口から出た言葉は将の全く思いも寄らなかった言葉で―――

「ぼくと付き合って。」

唖然。
流石に言葉に詰まってしまった。

「・・・翼さん・・・」

「イヤなの?」

将が動揺しているのなど構わない様子で結論を急がせる。
翼にしてみれば、目の前に好きな相手が居るのに何も出来ないと言う状況にそろそろ痺れを切らしている。
おまけに、学校が違うものだからいつライバル達に奪われるか分からないのだ。
初めはこの状況を楽しんでいたが、この辺でハッキリしておきたいと思うのは当然の事だろう。

「・・・でも、ぼくは男ですよ?」

「知ってるよ。でもぼくは将が好きなの。」

好きなんて言葉はもう前からずっと言われ続けていたけど、こうゆう場面で言われると、将は思わず顔を紅くしてしまう。
この前キスをされたことで意識してしまっているから、なおさら好きと言う言葉が恥ずかしく感じた。
でも、翼に好きと言われるのは初めて言われた時から嫌いではなくて。
むしろ嬉しい感じすらしていた。
多分、自分は翼が好きなんだ将はと思う。
でも将は、本当に翼が自分の事を好きなのかが分からなくて、なかなか素直に頷くことは出来ずに居た。

俯いたまま何も言わない事を否定の意と思ったらしく、翼は息を吐いて軽く笑いながら将の顔を覗き込む。

「悪かったよ。・・・じゃーな。」

そう言って、席を立とうとした。

いってしまう。
それじゃ、駄目だ。
何で翼さんが自分なんかの事を好きなのかは分からないけど。
例えからかわれていても、自分の気持ちを伝えておきたい!
そう思った次の瞬間、将は翼の背中に向かって叫んでいた。

「ぼくも、翼さんが好きです!」

ゆっくり振り返った翼と目があって、将は思わず顔を下げた。
俯いた将の顎に手を掛けて上を向かせて、翼は軽くキスをする。

「今の言葉、忘れんなよ?」

将は黙って頷いた。




end




ちょっと前に書いた翼将ですね。
突発で書き出したような覚えがあります。
・・・意味不明・・・
さ、最後まで読んでくださって有り難う御座いました。

雛谷。