ある日の会話。



「将。」

ソファに腰掛けてどこかを見ていた翼に突然名前を呼ばれて、将は少し緊張しながら翼を振り返る。と、柔らかく微笑んだ翼がこちらを見ながら手招きをしていて。首を傾げながら近寄ると、翼が将の腰に手を回して、思いっきり将を引き寄せた。

「う、わっ、つつ翼さん?!」

「好きだよ。」

甘えるように抱きつきながら一言。ソファの背もたれに手をついたまま固まる将を面白そうに見上げると、楽しそうに目を細める。

「将は?」

「…そんな、こと…っ。」

将のその台詞を聞いた翼は、相変わらず将を抱き寄せたままの状態で納得したように頷いた。

「そうだよな、将がぼくの事を好きじゃないなんて有り得ないよな。」

「…どこから来るんですか、その自信。」

そのあまりにも自信に満ちた台詞がなんとなく悔しくて、少し眉を寄せると反抗的な言葉を言ってみる。

「じゃあなに? ぼくがこんなに将のことを好きでしょうがないってゆうのに将はぼくのことを好きじゃないわけ?」

けれど、翼から返ってきたのは、やはり自信に満ちた言葉で。将は顔に血が上るのを感じながら、相変わらず強気な恋人に素直に負けを認めることにした。

「…好きです、…けどっ。」



わたしの中の翼将はいつでも常にこんな感じ。バカップルでゴー(寒)。

雛谷。